保存・整備・活用

保存と整備、西置繭所の活用

西置繭所多目的ホール紹介動画

2020年、国宝「西置繭所」の保存整備工事が完了し、1階内部に構造補強用の鉄骨を骨組みとしたガラスの多目的ホールが誕生しました(2020年10月グランドオープン)。
こちらの動画(約3分)は多目的ホールの紹介動画です。ぜひ覧ください。
※本動画は、観光庁主催「ユニークベニュー利用促進に向けた地域連携モデル構  築事業」(群馬県実施)の一環で作成されたものです。

富岡製糸場の保存と活用

整備の方針

富岡製糸場を残していくために 富岡市では、平成24年10月19日、「史跡・重要文化財(建造物)旧富岡製糸場整備活用計画」を作成しました。富岡製糸場の価値を維持しながらどのように活用していくべきかというビジョンを示し、そのビジョンに向けて、どのように段階的な整備を進めていくのかを明確にした計画です。

具体的には以下のような内容がまとめられています。

富岡製糸場が重ねてきた歴史とシステムを重視した整備を行います。

1.防災 史跡内の建物・設備などが壊れたり価値を失うことがないよう、総合防災計画を策定し、防火・耐震などの検討、整備を実施します。
2.安全管理 来場者の皆さんに安全に見学していただくため、警備員などの配置を行うほか、機械設備と誘導看板などを使って安全を確保します。
3.来場者の快適性 皆さんに快適に見学していただくためには、トイレ、休憩所、救護施設などが必要です。史跡の価値を損なわれないようにしながら、これらの施設を整備していきます。

整備の期間

おおむね5年以内に総合的な防災工事や西置繭所の保存修理、トイレなどの整備に取り組むほか、約30年かけて全施設の整備を目指します。

活用の方針

富岡製糸場が持つ多様な価値と魅力を最大限に引き出すため、以下の3点に重点を置き、整備が完了した施設をできる限り公開・活用していきます。

展示・公開
研究・教育の場
楽しむ空間

西置繭所保存修理工事