「富岡シルク」にふれる
THINK SILK
富岡の、群馬の、日本のシルクの未来を考える
2014年6月、『富岡製糸場と絹産業遺産群』が世界文化遺産に登録され、富岡製糸場は日本の絹産業の象徴的存在となりました。シルクに対する関心が高まる中、富岡市の養蚕農家は現在10戸となり、このままでは全戸廃業の危険性さえあります。
世界文化遺産に登録され蚕糸絹業の基盤であるこの富岡の地から生産される繭がなくなってしまったら、本当の意味での世界遺産ではないと考えています。
富岡製糸場の産業遺産としての価値は、蚕糸業のシステムが生き続けていることが必要不可欠だからです。養蚕農家が誇りと技術をもって蚕の生育に励み、そのための桑園が広がっていることが、絹産業が生き続けている証となり、この景観まで含めた一体のシステムを継続させることが、私たちに課せられた責務だと考えています。
現在、富岡シルク純国産絹製品ついては、富岡製糸場東置繭所内「富岡シルクギャラリー」及び、一般社団法人富岡シルク推進機構が運営するショッピングサイト「富岡シルクコレクション」等で販売しています。
「かつての”ものづくり”の場から、これからの”モノづくり”の場へ」、知恵と情報を集結させ、歴史と伝統文化と共に、富岡シルクはジャパンシルクとして更なる飛躍を目指していきます。