2022年4月1日より、富岡シルクブランド協議会は一般社団 富岡シルク推進機構として新たに発足いたしました。

2022.04.13

事業継承

2008年5月7日に「富岡シルクブランド協議会」は設立されました。(以下「協議会」という。)国が新たに導入した蚕糸・絹業提携支援事業を活用しながら、養蚕農家から製糸業者、絹加工業者、販売業者に至るまで、蚕糸・絹業に携わる関係者がグループを形成し、高品質な繭生産から流通・小売りまでの連携を強化し、良質な純国産シルク製品の開発・販売に取り組んできた協議会の事業を引き継ぎ、世界遺産富岡製糸場のある富岡地域の養蚕振興を継承していくことを目的に、令和3年(2021年)7月1日に一般社団法人富岡シルク推進機構(以下「機構」という。)が設立されました。

富岡で生産された繭は、集繭された後、生産者ごとにそれぞれの繭について厳選した機構独自の品質検査を行い、碓氷製糸株式会社にて、日本最新鋭の世界最高ランク「6A」繰糸機で繰糸します。
そして、会員の斬新なアイデアと様々な創意工夫経て、魅力的な製品づくりに生かされています。 現在、各会員の製品や機構オリジナル製品については富岡製糸場東置繭所内の「富岡シルクギャラリー」及び同機構の運営するホームページ「富岡シルクコレクション」等にて販売しています。

また、海外への取組として、かつて富岡製糸場と歴史的なつながりがあった、フランスのリヨンにおいて開催されたシルクマーケット(Le marché des Soies)へも出展し、富岡シルク製品にはたくさんの人々が足をとめ、見て触れて、その品質の確かさに賞賛の声があがりました。

富岡シルク推進機構は、富岡シルク製品に対し富岡シルク推進機構マークを交付し、生産者の顔が見えるトレサビリティー(製造履歴)の明確な純国産絹製品づくりと富岡シルクのブランド化に取り組んでいます。

「かつての“ものづくり”の場から、これからの“モノづくり”の場へ」、会員の知恵と情報を結集させ、歴史と伝統文化とともに、富岡シルクはジャパンシルクとして更なる飛躍を目指していきます。

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