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国宝「西置繭所」の公開活用開始について

 国宝「西置繭所」は、明治5年築の木骨煉瓦造、2階建て、桟瓦葺きの建物で、長さが約104mあり、主に繭を保管する倉庫として使われてきました。
 このたびの工事で保存修理と耐震補強、そして活用するための整備が併せて行われ、1階には耐震補強用の鉄骨を骨組みとしたガラスの部屋を整備し、資料展示室(ギャラリー)と多目的ホールを設けました。
 2階の展示エリアでは、貯繭倉庫として長年使われてきた空間を体験いただけます。
 ぜひ、西置繭所の見どころを案内する音声ガイドを聞きながらご見学ください。
①西置繭所の見どころ―国宝の中のガラスの部屋
 1階に、ハウスインハウス手法により多目的ホールとギャラリーが整備されました。耐震補強用の鉄骨を骨組みとして活用したハウスインハウスで、壁と天井がガラスであるため、中に居ながらガラス越しに国宝建物を体感できます。
(ホールは、イベント使用時は見学できません。)
②西置繭所の見どころ―歴史を伝えるギャラリー
 富岡製糸場で保存されてきた歴史的資料の実物を、常設で展示するスペースです。富岡製糸場の創設、富岡製糸場で働き暮らした女性たちの生活、そして生糸づくりの作業(製糸工程)について、ビジュアルに分かりやすく展示解説します。
③西置繭所の見どころー貯繭空間
 
歴史を楽しくご案内する「音声ガイド」
 
 西置繭所の見どころを紹介する音声ガイドを整備しました。スマートフォン等にアプリ(無料)をダウンロードしてご利用いただけます。ガイドは2種類あり、展示資料や建物の特徴など見どころを人気声優の武内駿輔さんが案内するメインガイドと、2階の漆喰壁の落書きの痕跡や煉瓦積みの様子などから浪曲師、玉川太福さんが創作浪曲で案内するスペシャルガイドがあります。楽しみながら富岡製糸場や西置繭所の歴史に触れてください。(メインガイドは、英語・中国語・韓国語・フランス語対応。スペシャルガイドの浪曲は日本語のみ、ただし英語による解説版がございます。)

音声ガイドアプリのダウンロードは以下になります。
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見学に関する注意事項
多目的ホールに関しては、イベント使用時は見学できません。
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