西置繭所保存修理工事(5)

屋根瓦は下ろしながら1枚づつ叩いて音を聞き、響き具合で再利用の可否を判断しました。従来の瓦をできる限り再用しますが、不足となる分は現状の瓦を型取りし、新たに同種同様の補足瓦を製作して使います。写真はその様子です。
(2017/9/22更新)

 

建物のほぼ中央にあるダムウェーター(小荷物専用エレベーター/昭和46年設置)は、操業停止まで原料繭の運搬に使われていました。製糸工程に関わる設備の一つとして、今回の工事に当たって、このまま保存します。
(2017/10/7更新)

 

ベランダの柱について、根本と基礎の腐朽した部分を取替て補修しました。左の写真は根本の修理、右の写真は新たに基礎石を打ち込んだ様子です。
(2017/10/18更新)

 

ヴェランダの腐朽した部分は取除き、新材で補修しました。
(2017/10/27更新)

 

貯繭大缶(繭を保管していた缶)の屋根裏

貯繭大缶(繭を保管していた缶)の屋根裏

繭

2階の貯繭大缶(繭を保管していた缶)の屋根裏に登ったところ、鼠が運んだと思われる大量の繭を発見しました。(2017/12/11更新)

 

修理後

修理後

修理前

修理前

軒先の乱れを直しました。
(2017/12/20更新)

 

西側屋根

西側屋根

屋根の土居葺きが西面からが始まりました。
写真は手割したスギ板を竹釘でとめている様子です。
見学施設から見える東面の北部分の土居葺き作業は、3月始め頃を予定しています。
進行状況はこちらでお知らせしていきますので、是非見に来てください。
(2018/1/23更新)

 

2月2日(金)午前10時30分現在、富岡製糸場周辺には雪が降っており、場内には積雪がございます。
「西置繭所」保存修理工事見学施設の入場につきましては、落雪の危険があるため、終日中止とさせていただきます。
(2018/2/2更新)

 

西面

西面

東面南側より撮影

東面南側より撮影

屋根の土居葺き作業は順調に進み予定通り西面が終わりました。現在は東面の南側を葺き始めたところです。見学施設から間近で見える東面の北部分の土居葺き作業は、2月の終りと3月中旬頃を予定しています。
進行状況はこちらでお知らせしていきますので、是非見に来てください。なお、現場は下記のとおりお休みします。

○お休み○
・3月2日(金)午後から5日(月)午前まで
・3月16日(金)午後から19日(月)午前まで
※工事の進行状況等により、都合でお休みさせていただくことがあります。
(2018/2/23更新)

 

構造補強の基礎工事が始まりました。
史跡として地下遺構を守るため、基礎のコンクリートを打つ際にも養生シートを敷き、補強のための新規の構造物(基礎)が地面から下を損ねないように保護しています。
(2018/3/23更新)

 

(左写真)土居葺き作業が終了し、5月末より南西から順番に瓦葺きの作業を行っていきます。
(中写真)瓦は、落下防止のため建設当時にはなかった銅線で固定して葺いていきます。
(右写真)屋根の当初の仕様(下地や瓦の葺き方の方法)を分かりやすく説明するため、模型を作りました。見学施設でご覧いただけます。
(2018/4/22更新)

 

1階床下に施工される鉄骨が搬入され組立が開始されました。
(2018/4/24更新)

 

屋根瓦葺き作業が南西の角より開始されました。
職人が瓦を一枚一枚丁寧に葺いていきます。
(2018/6/30更新)

 

1階内部に施工されていた仮設足場が解体され、内部が見通せるようになりました。
これから床下の設備や床の施工をしていきます。
(2018/10/15更新)

 

2016年2月に屋根の修理のために下ろされた鬼瓦が、再び屋根に上げられました。
写真は南側の鬼瓦の工事の様子です。
(2018/11/5更新)

 

屋根葺き作業が終了し、漆喰塗りの作業を行っています。
(右写真)1階では床の復旧作業が始まりました。
(2019/1/24更新)

 

屋根では現在漆喰塗りの作業が行われています。
見学施設は、平成31年3月31日で閉館となることから、屋根を間近に見ることができるのは来月いっぱいです。この機会にぜひご見学ください。(※右の写真ほど間近では見られません。)
(2019/2/24更新)

 

1階内部とヴェランダの床板の復旧が始まりました。
床板は解体時にあった位置に施工しています。
(2019/3/5更新)

 

ヴェランダの手摺の組立てが始まりました。
また平成31年3月31日まで公開を行っていた、西置繭所保存修理工事見学施設の解体が始まりました。
(2019/4/11更新)

 

 工事のため覆っていたメッシュシートが外れ鉄骨越しに建物が見えるようになりました。
(2019/5/21更新)

 

 素屋根の解体作業が始まりました。素屋根は3分割して北側へ移動し、解体されます。7月中旬頃には、国宝建物本来の姿がすっかり現れる予定です。
(2019/6/4更新)

 

建物東側ベランダ下の足場とネットがはずれ、工事着工前は煉瓦積であった1階北半分の壁が木製ガラス戸となり、昭和49年当時の姿を見ることができるようになりました。
(2019/10/18更新)

 

工事のため取り外していた避雷針を元の位置へ戻しました。
(2019/12/18更新)