国宝「西置繭所」保存整備事業の「日本イコモス賞2020」受賞について

2021.02.11
撮影:瀬脇 武
 令和2年5月に足かけ6年にわたる保存修理及び整備活用工事が完了し、同年10月に公開活用を開始した富岡製糸場の国宝「西置繭所」について、このたび、近代産業遺産の先駆的保存活用プロジェクトとして「日本イコモス賞2020」を受賞しました。
 日本イコモス賞は、国際イコモスほか国内外の専門組織と連携して文化遺産の保存活用活動を推進している一般社団法人日本イコモス国内委員会(事務局:東京都千代田区)が、文化遺産の保存活用理念、保存活用活動、保存活用プロジェクトの前進に貢献し優れた業績を上げた者に授与するものです。
 このたびの受賞においては「使い続けられてきた産業遺産としての価値に正面から向き合い、その保存修理、構造補強、活用を一貫した理念と方針により実現したもので、日本における文化遺産の保存活用のあり方を根本から問い直す新たな提案を高い完成度で示している」と評価をいただきました。
 
 ※受賞に関する詳細は(一社)日本イコモス国内員会のHPをご覧ください。
  日本イコモス国内員会HP