全国的に珍しい!くだってお参り一之宮貫前神社【とみおか観光ライター特集記事】

一之宮貫前神社は参道をくだった低い位置に神様をおまつりしている珍しい「くだり参道」の神社です。
敷地のほとんどが森になっていて、お参りをしたあとの境内の散策は心整う癒しの時間。
禰宜(ねぎ・便宜上、以下「神職」という)の茂木さんに聞いたおすすめスポットや神社の伝承などをご紹介します。
敷地のほとんどが森になっていて、お参りをしたあとの境内の散策は心整う癒しの時間。
禰宜(ねぎ・便宜上、以下「神職」という)の茂木さんに聞いたおすすめスポットや神社の伝承などをご紹介します。
一之宮貫前神社とは
約1500年の歴史があり、世界遺産富岡製糸場から車で15分ほどの富岡市一ノ宮に鎮座しています。
特に年末年始は多くの参拝者で賑わい、本殿・拝殿・楼門は国の重要文化財に指定されています。
御祭神は勝運や交通安全などのご利益が有名な「経津主神(ふつぬしのかみ)」と養蚕と機織りの神「姫大神(ひめおおかみ)」です。
姫大神については詳しい事はわかっていないそうですが、このあたりに住んでいた渡来人の信仰していた古い神様との言い伝えもあるようです。
特に年末年始は多くの参拝者で賑わい、本殿・拝殿・楼門は国の重要文化財に指定されています。
御祭神は勝運や交通安全などのご利益が有名な「経津主神(ふつぬしのかみ)」と養蚕と機織りの神「姫大神(ひめおおかみ)」です。
姫大神については詳しい事はわかっていないそうですが、このあたりに住んでいた渡来人の信仰していた古い神様との言い伝えもあるようです。
なぜ「くだり参道」になったの?

茂木さんによると「正確な理由は伝わっていない」とのことでした。
なんとも意外な答えですが、元々低い場所に神様をおまつりしていた神社を、寛永12年に社殿を建て直すときもわざわざ低い場所に建てたことは確かなようです。
現在の安中市磯部あたりに住んでいた大和民族が移動して貫前神社のあたりに郷をつくって住んでいた、時が経つにつれて鏑川に面する方に街道が敷かれそこから参拝するためにショートカットの道が出来てくだり参道になった、など伝承はありますが考古学的な実証はないとのこと。
色々推測をしてみるのも楽しいかもしれません。
なんとも意外な答えですが、元々低い場所に神様をおまつりしていた神社を、寛永12年に社殿を建て直すときもわざわざ低い場所に建てたことは確かなようです。
現在の安中市磯部あたりに住んでいた大和民族が移動して貫前神社のあたりに郷をつくって住んでいた、時が経つにつれて鏑川に面する方に街道が敷かれそこから参拝するためにショートカットの道が出来てくだり参道になった、など伝承はありますが考古学的な実証はないとのこと。
色々推測をしてみるのも楽しいかもしれません。
カエルの神様!?

参道をくだってお参りする際はお賽銭箱の横に注目!金色のカエルがお出迎え。
これはカエルの神様…ではなく「無事かえる」というお守りなんです。
第二次世界大戦中の昭和18年に総門をくぐった東側にあるタブの木にカエルの形をしたサルノコシカケが出現。
武神をお祀りしているのもあって兵隊さんが勝って帰ってくる「勝ちカエル」だと言われました。
その後「無事かえる」となり交通安全のお守りとしてたくさんの方々の安全を見守っています。
もちろん私の実家にも。何事もなく過ごせているのはこのおかげかもしれません。
金色だし金運もアップするかも!?
これはカエルの神様…ではなく「無事かえる」というお守りなんです。
第二次世界大戦中の昭和18年に総門をくぐった東側にあるタブの木にカエルの形をしたサルノコシカケが出現。
武神をお祀りしているのもあって兵隊さんが勝って帰ってくる「勝ちカエル」だと言われました。
その後「無事かえる」となり交通安全のお守りとしてたくさんの方々の安全を見守っています。
もちろん私の実家にも。何事もなく過ごせているのはこのおかげかもしれません。
金色だし金運もアップするかも!?
極彩色の社殿のヒミツ

徳川家光の命で作られ日光東照宮と少し似ています。
建設には「鈴木近江守藤原朝臣長次」という大工さんの名前があり、この方は東照宮の建設にも関わったそうで、このような形式は当時の流行だったのかも?
貫前神社は東照宮をシンプルにした形かもしれないとのこと。
社殿には彫刻がほとんどなく漆や岩絵の具などを塗り重ねて立体感を出しています。
ここはぜひ見てほしいポイント!
彫刻が派手になったのは江戸時代の中頃からで、それは彫り物をして生計を立てられるくらい平和になったということ。
こういう視点で神社を見るのも楽しいかもしれません。
奥の本殿は実は二階建てで現代でいう屋根裏部屋のようなところに神様をおまつりしています。
雷神が描かれている「雷神小窓」の向こう側に神様がいらっしゃいます。
神職でも入るのは年に数回。神様が出入りする窓という言い伝えもあるようです。
建設には「鈴木近江守藤原朝臣長次」という大工さんの名前があり、この方は東照宮の建設にも関わったそうで、このような形式は当時の流行だったのかも?
貫前神社は東照宮をシンプルにした形かもしれないとのこと。
社殿には彫刻がほとんどなく漆や岩絵の具などを塗り重ねて立体感を出しています。
ここはぜひ見てほしいポイント!
彫刻が派手になったのは江戸時代の中頃からで、それは彫り物をして生計を立てられるくらい平和になったということ。
こういう視点で神社を見るのも楽しいかもしれません。
奥の本殿は実は二階建てで現代でいう屋根裏部屋のようなところに神様をおまつりしています。
雷神が描かれている「雷神小窓」の向こう側に神様がいらっしゃいます。
神職でも入るのは年に数回。神様が出入りする窓という言い伝えもあるようです。
神職さんおすすめスポット

正面の大鳥居からの景色がおすすめ。
一ノ宮の町や稲含山(いなふくみやま)が一望できて新緑の季節などは非常にスッキリします。
たくさん見どころはありますが、まずは参拝することが大切です。神社は祈りの場。その後に建物や景観を楽しんでください。
古い大祭として「式年遷宮」が12年に一度執り行われています。
申年と酉年に行い、令和初の遷宮は令和10年です。
約1000年の歴史があり、非常にたくさんの氏子さんや崇敬者によって成り立つお祭りですので、是非とも楽しみにしていてください。
一ノ宮の町や稲含山(いなふくみやま)が一望できて新緑の季節などは非常にスッキリします。
たくさん見どころはありますが、まずは参拝することが大切です。神社は祈りの場。その後に建物や景観を楽しんでください。
古い大祭として「式年遷宮」が12年に一度執り行われています。
申年と酉年に行い、令和初の遷宮は令和10年です。
約1000年の歴史があり、非常にたくさんの氏子さんや崇敬者によって成り立つお祭りですので、是非とも楽しみにしていてください。
まとめ
緑に囲まれた貫前神社では四季折々の風景も楽しめます。
家族の無事や平穏を祈り静かな境内で心を整えてみてはいかがでしょうか?
貴重な重要文化財も近くで見ることができるのでゆっくりと散策してみてくださいね。
家族の無事や平穏を祈り静かな境内で心を整えてみてはいかがでしょうか?
貴重な重要文化財も近くで見ることができるのでゆっくりと散策してみてくださいね。
インフォメーション
一之宮貫前神社
アクセス:東京駅~高崎駅(新幹線で50分)高崎駅~上州一ノ宮駅(上信電鉄で50分)
上信電鉄上州一ノ宮駅から徒歩10分
住所:富岡市一ノ宮1535
電話:0274-62-2009
開門時間:総門通年開門(24時間通してお参りできます)楼門6:00~17:00
定休日:無し
社務所 : 8:00~17:00(祈祷は15:00まで授与品、御朱印は16:30まで受付)
公式HP:http://nukisaki.or.jp/index.html
アクセス:東京駅~高崎駅(新幹線で50分)高崎駅~上州一ノ宮駅(上信電鉄で50分)
上信電鉄上州一ノ宮駅から徒歩10分
住所:富岡市一ノ宮1535
電話:0274-62-2009
開門時間:総門通年開門(24時間通してお参りできます)楼門6:00~17:00
定休日:無し
社務所 : 8:00~17:00(祈祷は15:00まで授与品、御朱印は16:30まで受付)
公式HP:http://nukisaki.or.jp/index.html