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第4回 富岡シルク手編みニット展 コンテスト入賞者の発表


手編みニット展 会場風景

手編みニット展 会場風景
~★コンテスト入賞者の発表★~
第4回 富岡シルク手編みニット展
開催期間:2024年2月7日(金)~25日(火)
昨年度に引き続き、来場者の皆様による人気投票で”作品コンテスト”を開催いたしました。
ご来場者の皆様には、お気に入りの作品を親身になってお選びいただき、投票にご参加くださいまして誠にありがとうございました。
お陰をもちまして、期間中の作品展来場者数は6,966人を超え、投票総数は2,376票となりました。
本年度も作品のカテゴリー別にⒶストール・ショール部門、Ⓑファッション部門、Ⓒあみぐるみ部門、Ⓓファッション小物・雑貨部門の計4部門に分類し、それぞれの部門ごとに1位を決定いたしました。
このたび、厳正なる開票集計により入賞者が決定いたしましたので、これにて各部門ごとに1位から3位を発表させていただきます。
※部門順に発表いたします。
①ストール・ショール部門 第1位
❖エントリー番号15 作品名:白薔薇に憧れて。
内藤 典子(愛知県)
※技法:かぎ針、棒針
※使用素材:絹糸2コーン 56g


作品説明(出展者エンートシートより) )
※技法:かぎ針、棒針
※使用素材:絹糸2コーン 56g
市田和子先生のクンストレース(日本ヴォーグ社)作品13の図案を使わせていただきました。中心模様A/Bが予定通りの寸法になりました。本来はレース糸40番棒針1号を使用しますが座繰り絹糸を棒針4号で作りました。繊細な座繰り絹糸をより美しく表現したいと思い棒針の号数を4号としました。撚りが甘くメリヤス目が一定になりませんでした。あえて4号で編み進んだところ、不揃いの目が光沢の美しさが増したように思いました。肩にかけたり、ウェストに添わせたり、そっとたばねて手にするだけでウエディングブーケみたい!に感じられたらと編み上げました。
①ストール・ショール部門 第2位
❖エントリー番号8
作品名:ぐんま黄金を使用したハープサルショール
どらやきなこ(奈良県)
※技法:棒針
※使用素材:ぐんま黄金3.5巻


作品説明(出展者エントリーシートより)
この柄は2014年AngelaEssmannによって日本の皇后へ贈るためにデザインされました。
デザインには希望のモチーフが使われ「このモチーフを見た人々にどんな時でも希望があることを思い出してほしい そして遠く離れたここ(エストニア)でも同じ想いを共有していることを伝えたい」という願いが込められています。ぐんま黄金の糸を見た時このエピソードが思い出され、この特別な糸で想いと希望が込められたこの柄を編んでみたいと思いました。メリヤス部分が多いため糸の質感や色斑を自然のまま表現できたと思います。柄に込められた想いと糸の特徴を楽しんで頂けましたら幸いです。
①ストール・ショール部門 第3位
❖エントリー番号62 作品名:春ショール
山田 多恵世(群馬県)
※技法:かぎ針、レース針
※使用素材:上州座繰り絹糸 2コーン


作品説明(出展者エントリーシートより)
明るく暖かな春をイメージし、少々ぼかしを入れ、糸をピンクに染めてみました。
デザインは特に考えることもないので、ひたすらモチーフを編んで仕上げました。
春霞を思わせるぼかしの染めが苦心を要したところです。
②ファッション部門 第1位
❖エントリー番号41 作品名:晴れの日に
澤田 里美(愛知県)
※技法:レース針
※使用素材:上州座繰り絹糸 6カセ


作品説明(出展者エントリーシートより)
娘の挙式に合わせて、ドレスと共に製作しました。
幸せで実りある新生活を願って、ぶどう柄のモチーフを沢山編み、作品にしました。
②ファッション部門 第2位
❖エントリー番号51
作品名:憧れのシルクのドレス
南部 美恵子(群馬県)
※技法:かぎ針、レース針
※使用素材:上州座繰り絹糸 8カセ


作品説明(出展者エントリーシートより)
シルクの糸が醸し出す光沢、滑らかな手触り、誰もが憧れるシルクの良さをつくづく実感しながらあみました。
上着は糸2本取り、かぎ針2号使用
黒のTシャツをカットしてスパンコールでふち飾りをして、モチーフを作り、各々の色に染め上げ後、染め技法、みや古染を使用(ブランドして使いました)。染めの失敗作品から染め直して帽子を作りました。
スカートは糸1本、レース針2号使用。
直径1.8m、裾巾5.5mの円型に編みました。のちに、ケープやテーブルセンターに使えるように、あえてベルトは付けず、紐止めにしました。玉葱の皮を煮出し染め、裾部分は紅茶、コーヒーを入れグラデーションを出しました。
②ファッション部門 第3位
❖エントリー番号36 作品名:䗝装(さんそう)
Minima Marina(千葉県)
※技法:かぎ針、棒針、機械編み
※使用素材:上州座繰り絹糸 4コーン
ループシルク 1カセ
モヘヤ 30%(SAWADA毛糸)


作品説明(出展者エントリーシートより)
今年は、『カイコ』に想いを馳せ、「繊維の女王」としての威厳性と「人類に嫁いだ虫」としての献身性をテーマにデザインしました。
カイコの一生の姿をモチーフとし、ビーズで卵を、胸元から背中に幼虫を、腰に繭を、そして全体のデザインで成虫を表現しました。
編み地にモヘア糸を添えてヘアリー感を、更に2層のモヘアと綿入りのモチーフでカイコの腹のフォルムを追求しました。
本来広く開き走るのにも十分なスリットは、モヘアの編み地によってあえて閉ざされ、見た目に反して歩けるだけの開きとなっています。これこそカイコの生態を表す暗喩の一つですが、その他込めた思いについては、皆様にご想像いただけましたら幸いです。
③あみぐるみ部門 第1位
❖エントリー番号16 作品名:Prince
芝 裕子(神奈川県)
※技法:かぎ針、レース針
※使用素材:上州座繰り絹糸、ぐんま黄金
ラメ糸、ガラスビーズ


作品説明(出展者エントリーシートより)
かぎ針編みの技法でアフリカンフラワーモチーフをアレンジし、カエルのプリンスを作成しました。カエルとしてはふわふわモコモコですが、ぐんま黄金の糸がとても素敵なので、黄金色を引き立てる作品を作りたいと思い、初めて染色も試みました。
太さの違う糸なので、編むのに少々苦労しましたが、ガラスビーズを編み込み、糸の色を3色にする事で、全体のバランスが締まり、満足の行くカエルちゃんに仕上げる事が出来ました。手足には中にワイヤーを通してあるのでポーズを変える事が出来ます。
③あみぐるみ部門 第2位
❖エントリー番号25 作品名:ちんちょ(守護者)
志村 里織(東京都)
※技法:かぎ針、レース針
※使用素材:上州座繰り絹糸1カセ、ぐんま黄金1巻


作品説明(出展者エントリーシートより)
タイ王国では家の中に”ちんちょ”(ヤモリの仲間)がいます。蚊やハエなどの害虫を食べてくれる、家の中の小さな守護者です。
タイでは”ちんちょ”が鳴くのを聞くと良いことが起こる兆しと考えられています。また、家の中にいると家を守ってくれるとも信じられており、良い運気をもたらす存在とされています。
布で本体を作り、周りをぐんま黄金で編みくるみ、更に絹糸でレースを編み飾りました。大きくし過ぎて大変でしたが大きな守護者になってくれると良いなぁと思います。
③あみぐるみ部門 第3位
❖エントリー番号67 作品名:誕生
島田 京子(愛知県)
※技法;かぎ針
※使用素材:上州座繰り絹糸 15g、ぐんま黄金 5g


作品紹介(出展者エントリーシートより)
ぐんま黄金を見た時に、カイコの繭と雰囲気がそっくりだなと感じました。我が家では子供たちがカイコを毎年育てているため、蚕の一生は私にとって馴染み深いものでした。カイコの一生の一部でも表現できないかと考え、カイコガが、繭から出てきて羽化する様子を編んでみました。
特にこだわった部分はリアルさです。昆虫の体のつくりを忠実に再現しようと頭・胸・腹の3つの部分がわかるように、そして翅と肢が胸部に付くように組み立てました。翅の脈の走り方や、体節がわかるように、ステッチを入れて表現しました。また、カイコガのもけもけした様子が表せないかと思い、リング編みで胸部を作ってみました。
④ファッション雑貨部門 第1位
❖エントリー番号31 作品名:「華あかり」クレマチス
梅村 啓子(群馬県)
※技法 かぎ針
※使用素材 上州座繰り絹糸 1コーン


作品紹介(出展者エントリーシートより)
今回は富岡市在住のまさ工房さんのランプ台を使わせていただき、『華あかり』クレマチスの花をテーマにジュリアードレースの技法で仕上げてみました。
木の温もりと高い技術を施したまささんのランプ台にシルクの糸で編んだ花や葉、ブレードなどのモチーフがとても和な感じになっていると思います。
今回も色選びに苦労しましたが、何も考えず思いのまま気の向くままに楽しく仕上げる事が出来ました。
④ファッション雑貨部門 第2位
❖エントリー番号32 作品名:パンダの半巾帯
ケロ蔵(東京都)
※技法:棒針
※使用素材:上州座繰り絹糸 4コーン


作品紹介(出展者エントリーシートより)
シルクで帯を編んでみようと思ったのです。ニットの帯はカジュアルな扱いなので、半巾にすれば楽だろうと思ったのです。でも長さが4m弱必要だったのです。
1号棒針、座繰り絹糸2本取りで948段・・・果てしなかった。
リバーシブル編みで表と裏をネガポジの模様にしたら面白いと思ったのです。ネガポジときたらパンダでしょう。
④ファッション雑貨部門 第3位
❖エントリー番号27 作品名:philosophia ネックレス
小川 大輔(群馬県)
※技法:マクラメ
草木染(ソメイヨシノの枝)
※使用素材:上州座繰り絹糸 2コーン(30m)


作品紹介(出展者エントリーシートより)
"philosophia" "智を愛する”
philosophy(哲学)、原理と理性、古代から現代へ
くるくるとひるがえりながら、あの哲学から私へ
愛を帯びる音色が伝播する。
着想:古代ギリシャから現代に繋がる哲学の歴史と伝播に思いを馳せた。当事の竪琴の音色はどんなだっただろうか?
各部門1位入賞者へは"富岡シルク製品"を贈呈いたします。
コンテスト参加者より、出展作品に関するコメントをいただいております。
ご出展者の方々へご報告させていただきます。
一般社団法人 富岡シルク推進機構 ニット展事務局
〒370-2316 群馬県富岡市富岡33-4
TEL 0274-67-7355 FAX 0274-67-7518
http://www.tomioka-silkbrand.jp
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